気づいたら、妻だけが全部知ってないか?
「これ、もう食べていいの?」
「今日は何回食?」
「どのくらいの固さ?」
「この食材、初めてだっけ?」
全部、妻に聞いてないか。
離乳食が始まると、急に覚えることが増える。
何を食べたか。
どのくらい食べたか。
今はどんな固さなのか。
次は何を試すのか。
最初は分からなくて当然だ。
でもな。
分からないから妻に聞く。
次も妻に聞く。
ずっと妻に聞く。
それを続けたら、いつの間にか離乳食は「妻の仕事」になる。
「妻の方が詳しい」は、最初からじゃない
妻が離乳食に詳しく見えるかもしれない。
でも、生まれた瞬間から知っていたわけじゃない。
調べた。
作った。
食べさせた。
吐き出された。
「これでいいのかな」と悩んだ。
その積み重ねで詳しくなっただけかもしれない。
だったら、お前だって同じだ。
知らないことは問題じゃない。
知らないまま全部任せることが問題なんだ。
離乳食は「料理できるか」の話だけじゃない
「料理は妻の方が得意だから」
それも分かる。
毎食お前が離乳食を手作りしろ、なんて話じゃない。
市販のベビーフードを使う家庭もあるし、夫婦それぞれ得意不得意もある。
でも離乳食には、料理以外にもやることがある。
買い物をする。
食べたものを把握する。
冷凍ストックを補充する。
食べさせる。
食器を洗う。
床を拭く。
次に試す食材を確認する。
作れない一個を理由に、全部から降りる必要はない。
まず「今、どこまで進んでる?」を自分で知れ
こども家庭庁が案内している「授乳・離乳の支援ガイド」では、離乳開始は生後5〜6か月頃が目安とされている。ただし月齢だけで決めるのではなく、首のすわりや食べ物への興味など、子どもの発達や様子を見ながら進める考え方が示されている。
その後も、子どもの様子を見ながら食べる回数や食材の種類・固さを少しずつ進めていく。
ここで大事なのは、
お前が離乳食マスターになることじゃない。
自分の子が、
「今何回食なのか」
「どんな固さを食べているのか」
「最近何を食べたのか」
くらいは、自分でも把握している状態にすることだ。
妻に聞かないと何も分からない状態から、まず抜けよう。
安全面まで「妻が知ってるから」で済ませるな
離乳食は、ただ口に入れればいいわけでもない。
1歳未満の子どもには、乳児ボツリヌス症のリスクから、はちみつを与えない。また、食べ物による窒息を防ぐためには、子どもの発達に合わせて、食材の大きさ・硬さ・形などにも注意が必要だ。
こういうことも、
「妻が分かってるから大丈夫」
じゃない。
お前が食べさせる日が来る。
お前と子どもだけで過ごす日も来る。
だから、自分でも知っておけ。
食物アレルギーや発達、離乳食の進み方に不安がある場合は、自己判断だけで進めず、医師や保健師、管理栄養士などに相談すればいい。
「俺がやるより妻がやった方が早い」は、たぶん本当だ
初めて食べさせればこぼす。
口に運ぶタイミングも分からない。
どれくらい食べたら終わりなのか迷う。
妻がやれば10分なのに、自分なら20分かかることもある。
だから、
「妻がやった方が早い」
は、たぶん本当なんだ。
でもそれ、オムツ替えと同じだ。
やらないままなら、ずっと妻の方が早い。
上手くなってから担当するんじゃない。
担当するから、少しずつ分かるようになる。
パパになるお前らへ
離乳食は、妻だけの研究プロジェクトじゃない。
「次、何食べさせるの?」
と聞くだけじゃなく、
「これまだ食べてないよな。次どうする?」
まで一緒に考えられる父親になれ。
全部覚えなくていい。
全部作れなくてもいい。
でも、
自分の子どもが毎日何を食べて育っているのか。
そこから降りるな。
じゃあ今日、何をする?
今日やるのはこれだけでいい。
- 今、1日何回食なのか確認する
- 最近食べたもの・まだ食べていないものを把握する
- 妻だけが管理している離乳食の情報がどこにあるか知る
- 次の1食を「俺がやる」と取る
作るところから全部できなくてもいい。
温める。
食べさせる。
片づける。
まずそこを一回、自分で回せ。
「何作ればいい?」と聞く前に、今の離乳食を一回ちゃんと見ろ。