子どもが生まれる前は、そこまで考えなくても一人の時間があった。
仕事帰りにちょっと寄り道する。
休みの日に昼まで寝る。
ゲームする。
美容院に行く。
友達とご飯に行く。
何もしないでぼーっとする。
でも子どもが生まれると、その時間は勝手には出てこない。
誰かが子どもを見ているから、もう一人が自由になれる。
当たり前なんだけど、これを決めずにいると、いつの間にか偏る。
「行ってきていいよ」って、いつ行くんだ
妻が疲れてそうだから、
「たまには一人で出かけてきたら?」
そう言ったことがあるかもしれない。
優しいと思う。
でも、そのあと何も決めなかったらどうなる。
いつ行く?
その間、子どもは誰が見る?
ご飯は?
昼寝は?
出かける前の準備は?
結局それを妻が考えるなら、自由時間を取るための段取りがまた増える。
だから、
「休んでいいよ」だけじゃなく、休める時間まで作れ。
「土曜の10時から俺が見るから、昼まで好きにしてきていいよ」
ここまで決まれば、かなり違う。
でも、お前も休め
ここで勘違いしてほしくない。
パパは全部我慢して、妻に自由時間を献上しろ、って話じゃない。
それでは長く続かない。
仕事で疲れる日もある。
一人でぼーっとしたい日もある。
趣味だってやりたい。
お前も家族の一人なんだから、お前が休む時間も必要だ。
大事なのは、
「俺は仕事してるから休む」
でも、
「妻が大変だから俺は全部我慢する」
でもない。
二人とも休める形を作ること。
自由時間を「余ったら」にすると、だいたい余らない
朝起きる。
ご飯を食べさせる。
着替える。
出かける。
昼寝する。
買い物する。
お風呂に入れる。
寝かしつける。
休日だって、子どもがいるとやることは多い。
全部終わってから自由時間を取ろうとすると、気づけば夜だ。
だから、自由時間は余り物にしない。
先に決める。
30分でもいい。
「午前は俺が見る。午後は交代」でもいい。
毎週きっちり同じ時間じゃなくてもいい。
家庭によって仕事も、子どもの生活リズムも違う。
でも、
『時間ができた方が休む』より、『お互いが休めるように時間を作る』方がずっと分かりやすい。
妻が休んでいる間、何度も聞くな
せっかく一人の時間を作ったのに、
「オムツどこ?」
「お昼何食べさせる?」
「眠そうだけどどうする?」
と連絡しまくったら、妻の頭は育児から降りられない。
もちろん、体調や安全に関わることは確認すればいい。
でも普段のことなら、まず自分で見て、考えて、やってみろ。
失敗することもある。
昼寝の時間が少しズレるかもしれない。
ご飯をちょっと残すかもしれない。
それでも、毎回妻に正解を聞くより、自分で子どもを見る経験になる。
その経験が増えれば、次はもっと自然に交代できる。
パパが一人で見られると、家族の選択肢が増える
妻が美容院に行ける。
友達と会える。
一人で買い物できる。
ただ寝ることもできる。
そして逆も同じだ。
お前も出かけられる。
休める。
趣味の時間を取れる。
片方しか子どもを見られない家より、どちらでも回せる家の方が、二人とも動きやすい。
これは妻を助けるためだけじゃない。
お前自身の自由も増やすための話だ。
パパになるお前らへ
「最近、妻疲れてるな」
と思っているなら、
「休んだら?」で終わらせるな。
今週末の予定を見ろ。
まず30分ずつでいい。
「土曜の午前、俺が見るから30分一人になってきて。午後は俺も30分もらっていい?」
お互いに休む。
お互いに子どもを見る。
自由時間は、どっちかが奪うものでも、どっちかが与えるものでもない。
二人で作るものだ。