赤ちゃんが産まれた。その日から始まるのは育児だけじゃない

嬉しい。

写真も撮りたい。抱っこもしたい。家族にも連絡したい。

でも、その横で始まるものがある。

手続きだ。

出生届。

健康保険。

児童手当。

ほかにも、住んでいる自治体や家庭の状況によって必要な手続きがある。

そこで、

「これって何すればいいの?」

と産後の妻を見るな。

分からないのは普通。だから、産まれる前に調べておけ

出生届なんて出したことがない。

児童手当も申請したことがない。

子どもの健康保険の手続きだって、知らなくて当然だ。

初めてなんだから。

でも、それは妻も同じだ。

妻だけが、赤ちゃんが産まれたあとの手続きを全部知っている人になるわけじゃない。

妻も初めてなら、妻だって調べる。

だったら、お前も調べられる。

分からないことが問題なんじゃない。

産まれてから全部妻に聞けばいいと思っていることが問題なんだ。

出生届は、生まれた日から14日以内

日本で子どもが生まれた場合、出生届は生まれた日から14日以内に提出する必要がある。

父または母が届出人となり、子どもが生まれた場所や届出人の所在地にある市区町村へ提出できる。

つまり、父親も動ける。

もちろん家庭によって、名前の最終確認や書類の記入を二人で確認したいこともある。

そこは話せばいい。

でも、

「出生届ってどこに出すの?」

「何が必要なの?」

から産後の妻に調べてもらう必要はない。

自治体のサイトを見る。分からなければ役所に聞く。

それ、お前にもできる。

児童手当も「そのうち」でいい手続きじゃない

子どもが生まれたら、児童手当の申請も確認する。

原則として、出生日の翌日から数えて15日以内に、住んでいる市区町村への申請が必要だ。手当を受け取る人が公務員の場合は勤務先で手続きをする。

里帰り出産などで別の市区町村に出生届を出した場合でも、児童手当は住んでいる市区町村で別途申請が必要になる。

ここで大事なのは、制度を完璧に暗記することじゃない。

「子どもが生まれたら申請がいる」と父親側も知っていること。

妻が産院で赤ちゃんの世話をしている横で、

「児童手当ってどうするんだっけ?」

と聞くより、

「児童手当は俺も確認してある」

と言える方がいい。

子どもの健康保険も、会社任せにする前に確認しておけ

会社員などで、子どもを健康保険の扶養に入れる家庭もある。

どちらの健康保険に入れるのか。勤務先への提出は何が必要なのか。どこから申請するのか。

加入している健康保険や働き方によって確認先や必要なものは変わる。

日本年金機構の健康保険で被扶養者を追加する場合は、事業主を経由して被扶養者の届出を行う仕組みになっている。

だから、自分の家庭ではどうなるのかを勤務先や加入している健康保険に先に確認しておく。

国民健康保険など、扶養という仕組みではない保険に加入している場合は手続きが異なるので、住んでいる自治体などへ確認する。

妊娠中の今なら、

「子どもが産まれたら健康保険はどう手続きしますか?」

と一回聞いておけばいい。

それだけで、産後に一個「調べる仕事」が減る。

手続きまで妻が管理する前提になってないか

ここで言いたいのは、父親が全部の書類を一人でやれ、ではない。

家庭によって得意不得意もある。

妻が書類関係に強い家庭もあるだろうし、夫が得意な家庭もある。

それでいい。

ただ、

「子どもの手続き=妻の担当」になっているなら、一回考えてほしい。

妻は出産する。

そのあとすぐ、赤ちゃんの世話が始まる。

身体だって回復途中だ。

そんな時期に、出生届を調べて、児童手当を調べて、健康保険を調べて、必要なものを確認して、最後に夫へ、

「これ持って行ってきて」

まで説明する。

それ、本当に妻じゃないとできないか?

「俺、役所行ってきたよ」だけでは半分かもしれない

妻から書類を渡される。

場所を教えてもらう。

必要なものも教えてもらう。

そして役所へ行く。

もちろん、それも助かる。

でもその前に妻が、何の手続きが必要か調べて、期限を確認して、書類を用意して、夫に説明しているなら、

考える仕事はまだ妻が持っている。

パパ側からすれば、

「ちゃんと役所行ったじゃん」

と思うかもしれない。

それも間違いじゃない。

ただ、もう一歩いける。

調べるところから持てる。

パパになるお前らへ

赤ちゃんが産まれたら、お前も父親になる。

だったら、

お前の子どもの手続きを、お前が知っていていい。

出生届。

健康保険。

児童手当。

全部完璧に覚える必要なんてない。

自治体や勤務先、加入している保険によって違うことだってある。

だから調べればいい。

分からなければ聞けばいい。

ただし、産後の妻にゼロから聞くんじゃない。

役所に聞け。会社に聞け。公式サイトを見ろ。

妻しか分からないことだけ、二人で確認すればいい。

今日、3つだけ調べろ

まだ産まれていないなら、今日やれる。

スマホを開いて、

① 自分の市区町村+出生届

② 自分の市区町村+児童手当+出生

③ 自分の勤務先・加入先+子ども+健康保険

この3つを調べる。

そして、

期限・提出先・必要なものをメモする。

全部の手続きを今日終わらせる必要はない。

産まれてから動けるように、準備だけしておけばいい。

出産は代われない。

でも、

その横で発生する書類まで、妻に抱えさせる必要はない。